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2019 年度 実績報告書

iPS細胞とH2ガスを利用した網羅的アプローチよる急性腎障害への新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19H03763
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

本間 康一郎  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10383762)

研究分担者 佐野 元昭  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
遠山 周吾  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90528192)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード急性腎障害 / サロゲートマーカー
研究実績の概要

急性腎障害モデル動物を作成した。具体的には、8週齢のSprague-Dawley雄性ラット(体重250-350g)に麻酔を行った後に大腿静脈よりインドメタシン、L-NAME、イオメプロールをシリンジポンプを用いて順番に15分づつかけて投与した。その後、尿中腎機能バイオマーカーの検討をするため、肝臓型脂肪酸結合タンパク質(L-FABP)および血清好中球ゼラチナーゼ関連リポカリン(NGAL)をELISAキットで測定した。L-FABPは薬剤投与後3時間でピークに達し、その後経時的に減少した。ピーク値にはsham群の約300倍に達した。NGALは薬剤投与後9時間でピークに達し、その後低下した。ピーク値ではsham群の約30倍に達した。水素ガス吸入の効果についてメタボローム解析を実施するべく、臓器サンプルの採取、処置を実施した。薬剤スクリーニングに使用する低分子化合物の入手も行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウィルス感染症による医療対応のため本研究課題を中断せざるを得ない状況となった。研究協力者も在宅勤務となり進捗が遅れた。

今後の研究の推進方策

急性腎障害に対する新規治療法を提案するためのメタボローム解析結果の解析、薬剤スクリーニングを確実に行うべく、研究環境を整えた。

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公開日: 2021-12-27  

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