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2021 年度 研究成果報告書

加齢によるサルコペニア疾患病態理解のためのエピゲノム制御機構解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03786
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

今井 祐記  愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (10423873)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードサルコペニア / 筋衛星細胞 / エピジェネティクス / Uhrf1 / Dnmt1
研究成果の概要

DNAメチル化は、細胞特性の決定に関わる重要なエピジェネティック制御の一つである。我々はエピジェネティックな制御因子であるUhrf1の発現が増殖中の筋芽細胞では活性化されるが、静止衛星細胞や分化した細胞では発現しないことを明らかにした。そこで、マウスの衛星細胞のUhrf1やDnmt1を欠損させると、その増殖や分化が阻害され、筋再生が顕著に阻害されることを確認した。またUhrf1およびDnmt1が細胞種特異的な遺伝子発現を制御することで、筋衛星細胞の増殖と分化を制御する重要なエピジェネティクス制御因子であることがわかった。

自由記述の分野

整形外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

健康長寿獲得のためには、要支援の最大要因であるサルコペニアなどの運動機能退行メカニズムの理解とその予防・治療法の開発が必須である。そのために遺伝的要因の同定と、老化などの環境因子を含めた後天的要因の理解が必要である。本研究では、後天的要因のエフェクターと考えられるエピゲノム制御として、DNAの維持メチル化が骨格筋の恒常性維持に必須であり、特に筋再生において重要な役割を果たしていることを見出した。

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公開日: 2023-01-30  

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