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2021 年度 研究成果報告書

金属アレルギーの新規診断・治療法の開発基盤研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03835
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
研究機関東北大学

研究代表者

小笠原 康悦  東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (30323603)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードアレルギー
研究成果の概要

パラジウムアレルギーの発症の分子機構の解明を行った。抗原提示細胞の細胞培養の環境下で、パラジウム溶液を添加すると、抗原提示細胞上のMHC class Iの発現低下と再発現が起こることを発見した。また、MHC class Iの発現低下と発現回復の過程で、抗原ペプチドに変化があり、通常発現しないはずのペプチドに置換されることを見出した。さらに、パラジウムによる抗原ペプチド置換によりアレルギー抗原が発現し、アレルギー性T細胞が活性化されることが明らかになった。

自由記述の分野

基礎歯学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでパラジウムアレルギーの病因は不明だったため、パラジウムアレルギーの治療は、原因金属の置換や抗炎症薬投与などの対症療法にとどまっていた。本研究での成果をもとに、パラジウムによるMHCクラスIの一過性の細胞内在化を抑制すること、抗原ペプチドの置換を防ぐこと、などで、パラジウムアレルギーの新しい治療法が開発できると期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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