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2022 年度 実績報告書

地域医療サステナビリティを高めるための予防医療プログラムに関する経済分析・評価

研究課題

研究課題/領域番号 19H03865
研究機関筑波大学

研究代表者

近藤 正英  筑波大学, 医学医療系, 教授 (70334068)

研究分担者 大久保 麗子  筑波大学, 附属病院, 病院講師 (20829014)
庄野 あい子  昭和薬科大学, 薬学部, 准教授 (50625308)
矢作 直也  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (60420246)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード医療経済学
研究実績の概要

市区町村が実施している地域医療のサステナビリティを高めることに繋げることができる予防医療プログラムの経済評価・分析で実施する研究として、研究計画書に挙げていた、「研究7:予防接種プログラムの費用効果分析」として、ムンプスワクチンの定期接種化に関する費用効果分析をまとめ、Vaccine誌に原著論文として発表した。また、新しい15価と20価の肺炎球菌ワクチンの高齢者向け定期接種の費用効果分析をまとめ、Vaccine誌に原著論文として発表した。さらに、百日咳含有ワクチンの思春期児童への追加接種に関する費用効果分析をまとめ第81回日本公衆衛生学会総会で発表し、国際学術誌への原著論文としての投稿準備を進めた。「研究6-1:予防接種プログラムの需要分析」として、定期接種である高齢者対象を除いた対象者向けのインフルエンザ予防接種に対する市区町村の助成状況の全国調査については、コロナ禍対応として一部をWeb調査を切り替えて追加実施し、投稿論文の準備が進んでいる。さらに、市町村による革新的なプログラムとして掘り起こした糖尿病二次予防プログラムについて評価研究をまとめ、日本薬学会第143年会で発表したうえで、国際学術誌へ論文投稿中である。さらに二種の帯状疱疹ワクチンの任意接種が普及してきていることを鑑みて、これらのワクチンへの需要関数推定のための離散選択実験を行いデータを収集し、結果をとりまとめる段階まで進んでいる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画書に挙げていた個別研究を複数完了し、その成果を国際学術誌に発表できたため。他の個別研究についても論文投稿、論文作成、データ収集など概ね順調に進行しているため。

今後の研究の推進方策

「研究7:予防接種プログラムの費用効果分析」として、HPVワクチン男性接種の定期接種化に関する費用効果分析を進めまとめる。「研究6-1:予防接種プログラムの需要分析」として、定期接種である高齢者対象を除いた対象者向けのインフルエンザ予防接種に対する市区町村の助成状況の助成状況の全国調査の結果を論文発表する。市町村による革新的なプログラムとして掘り起こした糖尿病二次予防プログラムについも論文発表する。また帯状疱疹ワクチン製剤に関する消費者の選好に関する研究については離散選択実験結果をとりまとめて成果発表していく。さらに、帯状疱疹ワクチンについては、対象者対する市区町村の助成状況の全国調査を実施し成果を発表していく。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Cost-effectiveness analyses of 15- and 20-valent pneumococcal conjugate vaccines for Japanese elderly2022

    • 著者名/発表者名
      Hoshi Shu-ling、Shono Aiko、Seposo Xerxes、Okubo Reiko、Kondo Masahide
    • 雑誌名

      Vaccine

      巻: 40 ページ: 7057~7064

    • DOI

      10.1016/j.vaccine.2022.10.010

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Cost-effectiveness analyses of monovalent mumps vaccination programs for Japanese children2022

    • 著者名/発表者名
      Hoshi Shu-ling、Okubo Reiko、Tabuchi Keiji、Seposo Xerxes、Shono Aiko、Kondo Masahide
    • 雑誌名

      Vaccine

      巻: 40 ページ: 5513~5522

    • DOI

      10.1016/j.vaccine.2022.08.004

    • 査読あり
  • [学会発表] 地域薬局と自治体の協働による糖尿病早期発見プログラム2023

    • 著者名/発表者名
      森広亜紀,原田修江,庄野あい子,三村亘,Seposo Xerxes,宮崎生子,星淑玲,矢作直也,近藤正英
    • 学会等名
      日本薬学会第143年会
  • [学会発表] 百日咳含有ワクチンの思春期児童への追加接種に関する費用効果分析2022

    • 著者名/発表者名
      田中素子,大久保麗子,星淑玲,近藤正英
    • 学会等名
      第81回日本公衆衛生学会総会
  • [学会発表] 高齢者に対する肺炎球菌ワクチン接種の費用効果分析 PCV15,PCV20 vs.PPSV232022

    • 著者名/発表者名
      庄野あい子,星淑玲,近藤正英
    • 学会等名
      第81回日本公衆衛生学会総会

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公開日: 2023-12-25  

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