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2022 年度 研究成果報告書

加齢性運動器疾患の大規模分子疫学コホート研究10年後フォローアップ

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03897
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関新潟大学

研究代表者

中村 和利  新潟大学, 医歯学系, 教授 (70207869)

研究分担者 高橋 明美  新潟リハビリテーション大学(大学院), 医療学部, 教授 (10735012)
渡邊 慶  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (40597671)
伊木 雅之  近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
渡邊 裕美  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50325479)
小林 量作  新潟リハビリテーション大学(大学院), リハビリテーション研究科, 教授 (00350736)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード運動器疾患 / コホート研究 / フォローアップ / 老化 / 社会医学
研究成果の概要

2011年に開始した加齢性運動器疾患のコホート研究の10年後フォローアップを完了した。40から74歳の12,535人を対象として生活習慣等のアンケート調査を行い、6,902(55.1%)より回答を得た。2017年から2019年までに343人が死亡し、この期間における死亡の有意な関連要因は、性、年齢、BMI、喫煙、総身体活動量であった。骨粗鬆症性骨折に関しては食事中カルシウム・ビタミンKなどの栄養リスク要因を、膝関節症に関しては人口統計学的特徴に加えて緑茶が予防要因であることを、再発性転倒に関してはBMIおよび身体活動との関連性を、慢性疼痛に関しては身体活動が予防要因であることを解明できた。

自由記述の分野

運動器疾患の予防医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、本邦初の加齢性運動器疾患の大規模コホート研究であり、運動器疾患群の包括的予防と要介護者の増加抑制を最終目標としている。その10年後追跡調査を完了し、日本人の骨粗鬆症性骨折、変形性膝関節症、慢性疼痛、全死亡の基本的なリスク要因を解明することができた。本研究から発信されるエビデンスは日本人の健康寿命延伸に直接貢献するエビデンスとなる。

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公開日: 2024-01-30  

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