• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

日本人一般地域男性におけるメタボロミクス解析を用いた認知症発症要因の疫学的解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19H03898
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

門田 文  滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (60546068)

研究分担者 遠山 育夫  滋賀医科大学, 医学部, 理事 (20207533)
椎野 顯彦  滋賀医科大学, 神経難病研究センター, 准教授 (50215935)
三浦 克之  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90257452)
森野 勝太郎  滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (90444447)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード認知症 / 疫学研究 / メタボロミクス
研究成果の概要

本申請課題はメタボロミクス分析を一般地域住民男性コホート研究で、認知症の前段階である軽度の認知機能低下や脳体積萎縮に関与する代謝産物を同定し、認知機能低下のメカニズム解明や予防法の提言を行う事を目的とする。メタボロミクス解析で同定した血中442代謝物と認知機能および頭部MRIで評価した微小脳血管病変との関連を分析し、病態に関与する代謝経路を検討した。
結果、認知機能と51代謝物が統計的に有意な関連を認め、特に、短期記憶、言語能力、流暢さにおいて統計的に有意な関連を認める代謝物が明らかとなった。また、微小脳血管病変数と45代謝物が統計的に有意な関連を認めた。

自由記述の分野

疫学・予防医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により日本人一般地域住民男性において認知機能低下に関与する代謝物を明らかにする事ができた。また、認知機能に加えて、頭部MRI所見、頸動脈エコー所見と代謝物との関連分析を行った。これらの成果を合わせ、代謝物からみた認知機能低下のメカニズム解明、予防法に関する提言を行う。認知症患者ではなく、一般住民を対象とした認知機能と代謝物の検討は世界的に少ない。本研究の成果は、特に本邦の認知症の一次予防に役立つと考える。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi