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2021 年度 研究成果報告書

母児の影響の双方向性を考慮した妊娠高血圧症候群の母児予後に関する解析

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03905
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関東北医科薬科大学

研究代表者

目時 弘仁  東北医科薬科大学, 医学部, 教授 (20580377)

研究分担者 龍田 希  東北大学, 医学系研究科, 准教授 (40547709)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード母子保健 / 長期予後 / 高血圧 / 妊娠高血圧症候群 / 家庭血圧 / 出生コホート / 出生体重 / DOHaD
研究成果の概要

血圧変動や血圧変化の軌跡は将来の妊娠高血圧症候群発症予測や児の体重予測に重要であることが明らかとなった。妊娠24週未満の空腹時血糖およびHbA1c高値はそれぞれ妊娠高血圧症候群診断のリスク因子であり、空腹時血糖と比較してHbA1cの方が妊娠高血圧症候群診断との関連が強かった。また、妊娠高血圧症候群の既往は将来の糖尿病リスクや高血圧リスクを高めていることが確認された。さらに、低出生体重で児を産んだかどうかもその後の母の高血圧有病と関連していた。低出生体重がマーカーであるか原因であるかについては今後の検討が必要であると考えられた。

自由記述の分野

臨床疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

BOSHI研究の研究成果は、白衣効果の大きさについて2021年に報告されたメタ解析でも同様の結果が確認された。喫煙と妊娠高血圧症候群に関するメタ解析でも他のコホートとほぼ同様の結果を示した。妊娠期間中の血圧と児の体重との関連は妊娠高血圧症候群の診療指針2021でも引用されている。血圧変化の軌跡が児の体重に及ぼす影響については国際的にも同様に報告がなされるようになり、今後、発症予測の面からも重要である。

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公開日: 2023-01-30  

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