• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 実績報告書

水分摂取習慣が脳梗塞再発及び認知機能低下に与える影響:画像評価を含めた観察研究

研究課題

研究課題/領域番号 19H03911
研究機関京都光華女子大学

研究代表者

西川 智文  京都光華女子大学, 健康科学部, 教授 (20647945)

研究分担者 岡村 智教  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00324567)
福田 俊一  独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 糖尿病研究部, 主任研究員 (10600546)
秋口 一郎  滋賀医科大学, 医学部, 客員教授 (30115779)
北条 雅人  京都大学, 医学研究科, 非常勤講師 (60372588)
宮松 直美  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90314145)
杉山 大典  慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 教授 (90457052)
志摩 梓  滋賀医科大学, 医学部, 客員准教授 (20635958)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード脳卒中予防 / 認知症予防 / 水分摂取
研究実績の概要

【研究の目的】水分摂取不足は血液粘稠度を高めるため、脳梗塞初発・再発予防や認知症予防として水分摂取が勧められることが多い。しかしながら、水分摂取による予防効果を検証した研究は殆ど発表されていない。従って本申請課題では、水分摂取習慣の違いが脳梗塞初発・再発及び認知機能の低下に影響するのかを明らかにすることを目的とした。その目的達成のために、脳梗塞既往者、認知症患者、健常者の水分摂取習慣を含めた生活習慣、血液浸透圧、頭部MRI、体水分量、認知機能を評価して、①脳梗塞既往者における水分摂取習慣と脳梗塞早期再発の関係、②認知症患者における水分摂取習慣と認知機能の早期低下及び画像変化の関係、③高齢健常者における水分摂取習慣と認知機能の早期低下の関係を縦断的研究によって明らかにするとともに、④健常者の水分摂取習慣と無症候性脳梗塞発症及び認知機能低下の頭部MRI画像による長期的観察研究を行うためのベースラインを構築する。
【研究実施計画】
(新規脳梗塞患者)京都及び滋賀の総合病院脳卒中センター(2施設)で新規脳梗塞と診断されて入院した方に対して、自記式質問紙による調査(退院6か月後)、診療録からのデータ取得などを行う。2019年度は当該施設で調査を実施するための準備を行った。
(認知症・軽度認知障害患者)京都認知症総合センターに通院されている方に対して自記式質問紙、診療録からのデータ取得などを行う。2019年度は当該施設で調査を実施するための準備を行った。
(健常者)神戸トライアル参加者(1013名)の内本研究に協力してくれる方に対して画像診断(MRI)調査を行う。2019年度は、これまでの神戸トライアル調査を継続して行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

初年度の計画通り研究代表者の所属施設及び関連施設での倫理委員会の承認手続きを行った。それと並行して調査票の作成、調査方法の調整を行った。健常者の頭部MRI撮影がMRI装置の不備により当初予定していた施設での実施が困難となったため、再度施設の選定を行い、決定した。計画に沿ってほぼ順調に進んだため、神戸トライアル参加者の内本研究に参加していただける方に順次MRI撮影を開始する予定であったが、Covid-19の蔓延により神戸トライアルにおける調査の実施に支障がでたためMRI撮影も次年度以降に持ち越しとなった。

今後の研究の推進方策

(新規脳梗塞患者)京都及び滋賀の総合病院脳卒中センター(2施設)で新規脳梗塞と診断されて入院した方に対して、自記式質問紙による調査(退院6か月後)、診療録からのデータ取得などを行う。2020年度は、対象者の内研究参加同意が得られた方の登録を開始する予定である。
(認知症・軽度認知障害患者)京都認知症総合センターに通院されている方に対して自記式質問紙、診療録からのデータ取得などを行う。2020年度は、対象者の内研究参加同意が得られた方の登録を開始する予定である。
(健常者)神戸トライアル参加者(1013名)の内本研究に協力してくれる方に対して画像診断(MRI)調査を行う。2020年度は、対象者の内研究参加同意が得られた方の登録を開始し、頭部MRI撮影を開始する予定である。
Covid-19の蔓延により登録が進まない可能性があり、社会情勢を考えながら進めていく。当該年度の実施困難であれば、次年度実施するよう計画を修正する。

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi