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2023 年度 研究成果報告書

動的な高次クロマチン構造とトポロジー変化からABO遺伝子の転写調節機構を解明する

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03916
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分58040:法医学関連
研究機関群馬大学

研究代表者

小湊 慶彦  群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30205512)

研究分担者 窪 理英子  群馬大学, 医学部, 技術職員 (40747127)
高橋 遥一郎  筑波大学, 医学医療系, 教授 (50640538)
佐野 利恵  群馬大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (70455955)
早川 輝  群馬大学, 大学院医学系研究科, 講師 (90758575)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードABO遺伝子
研究成果の概要

ABO血液型は、赤血球上のA抗原・B抗原と血清中の抗A抗体・抗B抗体からなるシステムであり、その型判定は安全な輸血医療に必須である。ABO血液型は20世紀初頭に発見され、抗原の糖鎖構造が解明され、ワシントン大学バイオメンブレン研究所の山本文一郎博士らが遺伝子構造を報告した。その後、我々が転写調節機構の解明を進め、細胞非特異的プロモーター、赤血球系細胞特異的転写活性化領域、上皮系細胞特異的転写活性化領域を同定し、亜型をがそれらのDNA変異に基づくことを明らかにし、また、癌細胞や白血病においては転写調節因子の変異やDNAメチルによって抗原減少に至ることを明らかにした。

自由記述の分野

法医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ABO遺伝子の転写調節機構が解明されたことにより、ABO遺伝子の転写調節領域とコード領域の解析が血液型検査に応用されるところとなり、赤血球表面上の血液型抗原量が減少する亜型に対する遺伝子解析がより精度を増すこととなった。一方、白血病患者においては血液型検査においてオモテ試験とウラ試験の不一致である例が経験されるが、ABO遺伝子の転写調節機構の解明によりその原因が明らかにされてきた。以上は、安全な輸血医療に貢献するものとなっている。

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公開日: 2025-01-30  

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