研究課題/領域番号 |
19H03923
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研究機関 | 新潟県立看護大学 |
研究代表者 |
舟島 なをみ 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (00229098)
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研究分担者 |
中山 登志子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (60415560)
鹿島 嘉佐音 千葉大学, 大学院看護学研究科, 技術職員 (80828153)
横山 京子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (80341973)
上國料 美香 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 国立看護大学校 講師 (10632200)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 医療事故防止 / 尺度開発 / 手術看護 / 重症患者看護 / 小児看護 |
研究実績の概要 |
2019年度は、医療事故防止のための「看護職包括型患者安全教育推進システム」の拡充と普及に向けて、システムに不可欠な尺度開発の基盤となる3領域(手術看護、集中治療を要する患者の看護、小児看護)各領域の医療事故防止対策の全容解明に必要十分なデータを収集するために次に示す複数の質問紙調査を実施した。 具体的には、28病院対象に研究協力を依頼したパイロットスディ、層化無作為抽出した全国250病院対象に研究協力を依頼した全国調査、64病院対象に研究協力を依頼した第1回追加調査、42病院対象に研究協力を依頼した第2回追加調査を行った。その結果、82病院に所属する手術看護に携わる看護師584名に質問紙を配布でき、316部の質問紙を回収できた。また、66病院に所属する集中治療を要する患者の看護に携わる看護師543名に質問紙を配布でき、273部の質問紙を回収できた。さらに、53病院に所属する小児看護に携わる看護師497名に質問紙を配布でき、217部の質問紙を回収できた。 現在、Breleson,B.の方法を参考にした看護教育学における内容分析を用い、手術看護に携わる看護師、集中治療を要する患者の看護に携わる看護師、小児看護に携わる看護師が実際に用いている医療事故防止対策の全容解明に向け、自由回答式質問に回答のあった有効回答を質的帰納的に分析中である。2020年度中に、手術看護に携わる看護師、集中治療を要する患者の看護に携わる看護師、小児看護に携わる看護師が実際に用いている医療事故防止対策の全容を解明し、3領域各々の医療事故防止能力診断尺度の質問項目を作成する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2019年度目標としていた3領域の医療事故防止対策全容解明に必要なデータの目標数をほぼを収集できた。また、既に3領域の医療事故防止対策の全容解明に向け、データの分析を始めており、2020年度の目標である「3領域各々の看護師による医療事故防止対策の全容解明と解明した全容に基づく医療事故防止能力診断尺度の質問項目作成」に向け、順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
2020年度中に、研究代表者と研究分担者と協同し、手術看護に携わる看護師、集中治療を要する患者の看護に携わる看護師、小児看護に携わる看護師が実際に用いている医療事故防止対策の全容解明に向け、自由回答式質問に回答のあった有効回答の分析を終え、解明した医療事故防止対策の全容の信頼性を確認する。
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