研究課題/領域番号 |
19H03923
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研究機関 | 新潟県立看護大学 |
研究代表者 |
舟島 なをみ 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (00229098)
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研究分担者 |
中山 登志子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (60415560)
上國料 美香 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 国立看護大学校 講師 (10632200)
横山 京子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (80341973)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 医療事故防止対策 / 手術看護 / 小児看護 / 重症患者看護 / 尺度開発 |
研究実績の概要 |
令和2年度は、医療事故防止のための「看護職包括型患者安全教育推進システム」の拡充と普及に向けて、次に示す研究を実施した。 1.手術室の看護に携わる看護師が講じている医療事故防止対策の解明と解明結果に基づく尺度の作成:令和元年度に収集したデータをBerelson,B.の方法論を参考にした看護教育学における内容分析を用いて分析した。その結果、手術室の看護に携わる看護師が講じている医療事故防止対策「診療材料・器械類の体内遺残回避に向け、活用可能な補助具を使用するとともに、手術進行過程の規定された時期・回数・方法に従い数と形状の変化を調べる」など38種類が明らかになった。また、解明した手術室の看護に携わる看護師が講じている医療事故防止対策に基づき手術看護用の医療事故防止能力診断尺度を作成し、尺度の妥当性を専門家会議を開催し検討した。 2.小児看護に携わる看護師と集中治療を要する患者の看護に携わる看護師が講じている医療事故防止対策の解明:令和元年度に収集したデータをBerelson,B.の方法論を参考にした看護教育学における内容分析を用いて分析した。その結果、小児看護に携わる看護師が講じている医療事故防止対策「日常生活援助に子どもの状態に応じた医療事故防止対策を組み込み、それらを確実に実行する」など32種類が明らかになった。また、集中治療を要する患者の看護に携わる看護師が講じている医療事故防止対策「医師の指示に基づく正確な治療進行に向けた確認の手段として指さし、呼称、チェックリスト、ダブルチェック、トリプルチェックを用いる」など42種類が明らかになった。次年度は、これら解明した医療事故防止対策に基づき医療事故防止能力診断尺度-小児看護用-と医療事故防止能力診断尺度-要集中治療患者看護用-を作成する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和2年度目標としていた3領域の看護師による医療事故防止対策の全容の解明と手術室の看護に携わる看護師用の医療事故防止能力診断尺度の質問項目の作成と妥当性確認のための会議を令和3年度に3ヶ月繰り越したものの達成した。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度、小児看護に携わる看護師用と集中治療を要する患者の看護に携わる看護師用の医療事故防止能力診断尺度を作成し、作成した3種類の尺度の信頼性と妥当性確認のための調査を、令和3年度中に新型コロナウイルス感染症の拡大状況も配慮しつつ、時機を逃さず実施する。
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