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2022 年度 実績報告書

看護実践に特化した健康生成論とストレス対処力概念SOCに関する応用モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19H03928
研究機関放送大学

研究代表者

戸ヶ里 泰典  放送大学, 教養学部, 教授 (20509525)

研究分担者 山崎 喜比古  放送大学, 教養学部, 客員研究員 (10174666)
谷木 龍男  東海大学, 体育学部, 特任准教授 (30581574)
竹内 朋子  東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (70636167)
神崎 初美  兵庫医科大学, 看護学部, 教授 (80295774)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード健康生成論 / sense of coherence / 患者・当事者 / 看護師
研究実績の概要

当該年度では前年度までに実施された調査の他、追跡調査の実施を加えて併せて4つの調査研究の実施及び検討が行われた。①ヒューマンケア職(25施設に所属する介護職834名、看護職331名(合計1,165名))を対象に実施した調査の分析では、看護師および介護福祉士ともに、職場風土および多職種連携状況とSOCとの関連性が明らかになった。他方、看護職は介護職と比べて労働職場特性による負担が大きかった。マルチレベル・ロジスティック回帰分析を行った結果、介護職、看護職ともに施設レベルの職場風土の効果は認められなかった。両職種ともに、個人レベルの職場風土の良好化によって主体性が高まることによりケア実践への自信が高まるという有意な関連性が認められた。②全国のセクシャルマイノリティ(984名)を対象とした調査の分析では、全国代表サンプルによる基準値と比べて、LGBTQ+の々のSOCレベルは大きく下回っていた。SOGI分類や地域特性にかかわらず低かった。また年齢階層別に見てもほぼ同一水準だった。一因として、 これらの人々の多くが周囲に自身のセクシュアリティを「黙っている」ことでストレスフルイベントを回避ししている可能性がある。また、スティグマ経験が負の影響をしている点も明らかになった。③国内関節リウマチ患者208名を対象とした調査の実施及び分析が行われ、心理的適応とSOCおよびヘルスリテラシーとの関連性を明らかにした。④パーキンソン病患者の生活適応及びQOLに関する健康生成論的研究については、追跡許諾が得られた180名を対象に第2回調査を実施し、生活適応と機能的ヘルスリテラシーとの密接な関連が明らかになるとともに、QOLへの予測力を明らかにした。

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (7件)

  • [雑誌論文] 関節リウマチ患者の心理的適応尺度の開発2024

    • 著者名/発表者名
      神崎初美、戸ヶ里泰典、畑真紀子、他
    • 雑誌名

      臨床リウマチ

      巻: in press ページ: -

    • 査読あり
  • [学会発表] 日本国内在住のLGBTQ+の人々におけるSOC(sense of coherence)についての調査研究2023

    • 著者名/発表者名
      井上洋士、戸ヶ里泰典
    • 学会等名
      第82回日本公衆衛生学会総会
  • [学会発表] 関節リウマチ(RA)患者の心理的適応に影響する要因の分析2023

    • 著者名/発表者名
      神崎初美、戸ヶ里泰典、畑真紀子、他
    • 学会等名
      第38回日本臨床リウマチ学会
  • [学会発表] 関節リウマチ(RA)患者の心理的適応とSOCとの関連2023

    • 著者名/発表者名
      神崎初美、戸ヶ里泰典、畑真紀子
    • 学会等名
      第43回日本看護科学学会学術集会
  • [学会発表] パーキンソン病患者におけるヘルスリテラシーおよび セルフマネジメントの健康関連Quality of Lifeへの関連2023

    • 著者名/発表者名
      川村佳祐、戸ヶ里泰典
    • 学会等名
      第31回日本健康教育学会大会
  • [学会発表] 日本国内在住のLGBTQ+の人々における SOC(sense of coherence)とネガティブ経験との関 連2023

    • 著者名/発表者名
      井上洋士、戸ヶ里泰典
    • 学会等名
      第37回日本エイズ学会学術集会
  • [学会発表] HIV陽性者に対するうつ傾向に対するソーシャルサポートネットワークの関連性2023

    • 著者名/発表者名
      戸ヶ里泰典、井上洋士、大島岳、他
    • 学会等名
      第37回日本エイズ学会学術集会
  • [学会発表] HIV陽性者におけるうつ傾向に対するスティグマの認知およびソーシャルサポートの関連性2023

    • 著者名/発表者名
      戸ヶ里泰典、井上洋士、大島岳、他
    • 学会等名
      第37回日本エイズ学会学術集会

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公開日: 2024-12-25  

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