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2020 年度 実績報告書

対人関係療法をとりいれた摂食障害親子プログラム開発と地方都市支援ネットワーク創造

研究課題

研究課題/領域番号 19H03936
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

香月 富士日  名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (30361893)

研究分担者 山田 敦朗  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (10315880)
澤田 華世  名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 研究員 (10760770)
渡辺 範雄  京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (20464563)
近藤 真前  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (30625223)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード摂食障害 / 家族会 / 家族支援 / 対人関係療法
研究実績の概要

次年度から行う介入研究の摂食障害親子プログラム作成を行い、実際に5回のグループ療法試験実施を行った。対象者は、摂食障害と診断された患者とその母親の5組だった。介入は3時間が5日間の日程で行った。3時間のうち前半は、対人関係療法をとりいれた情報提供教育セッションを行い、後半はロールプレイやグループセラピーを行った。
各セッション内容下記のとおりである。1回目:「摂食障害の症状や治療について」、参加者の困りごとを話してもらいながら、症状のラベリングをし、外在化とノーマライゼーションしていくこと、対人関係療法の基本の考え方を伝えることをした。2回目:「思春期青年期の特徴について」の講義。書いてきてもらった症状経過図をみながら、気づいたことを話してもらい、講義にはいった。3回目「コミュニケーションの工夫」で「役割や期待」についての講義をし、事例についてみんなでコミュニケーション分析、決定分析をした。4回目「コミュニケーションの工夫・変化について」の講義。宿題で書いてきてもらった会話を共有し、試してみた結果を教えてもらった。「変化について」の講義をし、事例をみんなで考えた。最後の5回目は「全体のおさらい」であった。
介入は4名の看護師資格をもつものが行った。4名は事前に対人関係療法を習得し、対人関係療法の要素を取り入れたロールプレイの練習をした。また、すでに家族心理教育、SST、ロールプレイの経験はあるものであった。
参加者からは患者からも母親からも肯定的なフィードバックをいただき、本研究への足掛かりとなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

Covid-19拡大の影響で対面のグループ介入は緊急事態宣言や蔓延防止の合間を縫って行うことになった。具体的な次の計画が立てられず、計画修正に時間がかかっているため。

今後の研究の推進方策

Covid-19の影響はまだ続くことが見込まれるため、対面の介入研究から計画を修正し、オンラインでの介入計画にする。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Development and validation of the 10-item Social Provisions Scale (SPS-10) Japanese version2020

    • 著者名/発表者名
      Fujika Katsuki, Atsurou Yamada, Masaki Kondo, Hanayo Sawada, Norio Watanabe, Tatsuo Akechi, Paola Rucci
    • 雑誌名

      Nagoya Medical Journal

      巻: 56 ページ: 229-239

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2022-12-28  

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