研究課題
本研究の目的は、日本女性特有の課題である「隠れ肥満(やせているけど実はメタボ)」と「サルコペニア予備群」の関連とそのリスクを解明し、影響する身体及び心理社会的要因等の検討により、隠れ肥満とサルコペニアのリスクを低減すべき方法を提言することである。さらに研究者らが2016(平成28)年から実施している「若年女性の現代的特性に着目したダイエットの実態-隠れ肥満の健康に与える影響-」の調査で得られたデータを有する同一集団の被験者に対して、縦断調査によりデータの変化と推移に着目し、若年女性の「隠れ肥満」の実態とサルコペニアのリスクを有する身体的特性との関連を探索することを目的としている。2016(平成28)年度に測定した集団の内、A県内の3集団(2自治体・1医療施設)から計測の同意が得られ、2019年度に研究対象者の計測を行った。2020年度以降は2019年度にて測定した結果から隠れ肥満群と非隠れ肥満群との比較を通して「隠れ肥満」と「サルコペニア」の関連を探索し、更に悪化に影響する身体的 ・心理的・社会的要因を検討することであった。しかし、2020年から続く新型コロナの感染状況の拡大により、被験者地域との対面による検討や討議が難しく、また、測定対象である医療機関が新型コロナ感染症の受け入れ基幹病院であったために結果の分析作業ができず、当初2021年度までであった研究期間を延長した。そのため、2022年度は最終年度として、2019年度に計測した498名のデータを整理し、集計・まとめ作業を行うこととした。当初計画では、研究対象地域における健康教育などを想定していたが開催が難しくなったことから、オンラインでの学会発表、報告書の作成と配布、ホームページの作成により、広く社会に広報・公開することとした。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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