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2020 年度 実績報告書

認知症ケアのアジア圏における国際的通用性を目指した実践教育パッケージの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19H03971
研究機関畿央大学

研究代表者

山崎 尚美 (平木尚美)  畿央大学, 健康科学部, 教授 (10425093)

研究分担者 藤野 あゆみ  愛知県立大学, 看護学部, 准教授 (00433227)
百瀬 由美子  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (20262735)
柳澤 理子  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (30310618)
天木 伸子  愛知県立大学, 看護学部, 講師 (40582581)
山本 さやか  日本福祉大学, 看護学部, 助教 (50760344)
宮崎 誠  帝京大学, 理工学部, 助教 (60613065)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード認知症ケア / アジア圏 / 国際通用性 / 実践教育パッケージ / ローカライズ
研究実績の概要

本研究の目的は,日本の標準化した認知症ケアパッケージを作成し,先進国(豪州)の教育システムをモデルにしながら,多言語に対応した認知症ケアの実践教育パッケージを開発することである。そして、2020年度の目的は、認知症ケアの実践テキスト作成・教材の確定を目的であった。具体的には、①前年度に作成した日本語版認知症ケアの指標を再度精選し、②国外の認知症ケアのガイドラインやマニュアルからエビデンスを確認、③国内外の研究者らとの会議を行い、その内容確認をすること、④次年度の国際シンポジウムにむけた準備を実施することであった。今年度は、前年度までに作成した認知症ケアの骨子について5月下旬にカウンターパート国の研究者らとともに日本でシンポジウムおよび会議(
意見交換)を行う予定であったが、COVID-19の感染拡大防止のため中止とした。そして、上記、研究の目的を達成するために以下のとおりに変更した。 1. ブレインストーミングにより、国外を含めたテキスト内容の精緻化を図った。 2. テキストの妥当性の検討:教材としての妥当性を検討した。3.2021年1月から3月にかけて、日本語版認知症ケアパッケージの
教材作成、動画撮影および冊子内容の執筆を行った。また、300冊の冊子の一部を製本した。4.ラ・トローブ大学やマヒドン大学、カント-医療短期大学、台北護理大学、大邱保健医療大学等への訪問、教育システムの訪問確認については、COVID-19の終息後に、交流を再開することとし 2021年度の国際シンポジウムに向けて計画を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2010年度は、COVID-19の影響により、海外渡航できなかったこと、また国内の学会や研究会の参加がオンラインに変更されたことから、直接的なカウンターパートとの意見交換の会議の実施や国内においても、遠隔授業の準備などの教育本務のエフォートが増加したため、研究活動に集中して取り組む時間的確保が困難であったためでやや遅れている。

今後の研究の推進方策

2021年度は、当初より予定を変更して、日本語版認知症ケアパッケージの完成、および英語版の完成と内容妥当性の確認を行う予定である。また、先行研究の成果物として、認知症の人のBPSDへの対応に関するシミュレーション教育のシナリオ教材を基に、引き続き動画撮影を行うことで、日本語版認知症ケアパッケージのクオリティの保証を行う予定である。
また、一般的な認知症ケアに関する知識の修得を目的に、冊子体の完成を目指している。(2021年4月~9月)冊子体には、認知症ケアに関する医学的な基礎知識、アセスメントのあり方(特にe-Learning教材)の執筆活動を研究協力者を増員して進めていく。
現地語のパッケージへのローカライズに関しては、COVID-19の感染状況と合わせて、渡航が再開されたら現地フィールドへの渡航計画をオンライン会議等で進めていく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 日本の医療現場で認知症ケアに携わるベトナム人看護師の認知症のイメージの変化と課題2021

    • 著者名/発表者名
      森上紀子、山崎尚美、杉本多加子
    • 学会等名
      日本老年看護学会第26回学術集会

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公開日: 2021-12-27  

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