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2022 年度 研究成果報告書

静磁場暴露による低周波脳律動の誘導と関連領野との相互結合性の変化

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03977
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関広島大学

研究代表者

桐本 光  広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (40406260)

研究分担者 美馬 達哉  立命館大学, 先端総合学術研究科, 教授 (20324618)
渡邊 龍憲  広島大学, 医系科学研究科(保), 助教 (20868400)
緒方 勝也  国際医療福祉大学, 福岡薬学部, 教授 (50380613)
鈴木 誠  東京家政大学, 健康科学部, 教授 (80554302)
中川 慧  広島大学, 医系科学研究科(保), 助教 (10711070)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード経頭蓋静磁場刺激 / 非侵襲的脳刺激 / リハビリテーション
研究成果の概要

経頭蓋静磁場刺激は,先行する非侵襲的脳刺激(経頭蓋磁気または電流刺激)と同様に,一次感覚運動野のみならず,補足運動野,縁上回ならびに背外側前頭前野に対する介入効果があることを確認した.また,刺激測と対側の一次運動野の興奮性にも影響を及ぼす,遠隔刺激作用があることも明らかにした.これらの結果により,経頭蓋静磁場刺激は従来型の非侵襲的脳刺激と同等あるいは部分的には優れたツールであることを明らかにした.特に,従来型の脳刺激法と比較して経済性,安全性,操作性において優れた静磁場刺激は,在宅ニューロリハビリテーションに有用な非侵襲的脳刺激ツールとなり得る可能性を示した.

自由記述の分野

リハビリテーション医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

頭皮上にネオジム永久磁石を置くことにより,その静磁場が皮質の興奮性を抑制性に変化させる脳刺激法は,経頭蓋静磁場刺激と呼ばれている.2011年の最初の報告以来この10年間,tSMSは先行する非侵襲的脳刺激に加わるニューファミリーとしてのポジションを築いてきた.
本研究では,従来型の脳刺激法と比較して経済性,安全性,操作性において圧倒的に優れた静磁場刺激が,補足運動野,縁上回,背外側前頭前野などの広範囲な脳領域に対して介入効果を有することを明らかにした.静磁場刺激は将来的に在宅ニューロリハに有用な非侵襲的脳刺激ツールとなり得る可能性を示すことができたと考えている.

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公開日: 2024-01-30  

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