間質性肺炎患者における呼吸リハビリテーションの運動療法の生理的効用を、予後改善まで成できるための運動量を確保するために、不快な呼吸感覚修飾法を開発した。不快な呼吸感覚としては労作時呼吸困難をターゲットとした。間質性肺炎における呼吸困難はメンソールの嗅覚刺激により効率的に改善することを見出した。呼吸困難の質的プロファイル解析を行ったところ、メンソールは即時的感覚ドメインに作用しており、一方情動応答ドメインにおいては作用していないことが分かった。これはCOPDとの違いであるが、中枢性作用機序である吸気流量知覚においてはCOPDと同様に軽減することがわかった。これを活用し予後改善リハビリに繋げる。
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