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2023 年度 研究成果報告書

重度手指麻痺患者の機能回復を促すマルチモーダル・ニューロリハビリテーションの創生

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03985
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関明治大学

研究代表者

小野 弓絵  明治大学, 理工学部, 専任教授 (10360207)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードニューロフィードバック / BMI / 脳卒中 / 多感覚 / 適応型リハビリテーション
研究成果の概要

脳卒中患者を対象としたニューロリハビリテーションシステムを構築した。安静時μ波活動を増大させる訓練がμ波帯域パワーおよび運動関連脳活動を有意に増大させ、痙縮の緩和訓練として有効であることを示した。提案法を用いたリハビリテーションは、脳卒中患者の運動機能指標FMAの改善量を従来法と比較して有意に増加させた。運動時の患側半球内脳波結合性の増加量が大きい患者ほど機能回復が促進されていた。これらの知見をもとに自立型リハビリテーションアプリ「Rehavision」を開発し、脳波と筋電図のリアルタイム表示により患者の自主訓練を支援するシステムを開発した。

自由記述の分野

生体医工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

脳卒中は超高齢化社会を迎えた我が国において重要な健康課題であり、特に手指の運動機能回復は患者の生活の質を大きく左右する。本研究は、新しいニューロリハビリテーションシステムの開発とその臨床適用を通じて、重度の手指麻痺患者の機能回復を促すリハビリテーションの可能性を検討した。従来の手法では利き手交換しか選択肢のなかった重度麻痺患者(Brunnstrom stage II-III)にも効果的なリハビリテーションを提供できる可能性を示した本研究は、国内外のリハビリテーション医療において大きな意義を持つと考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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