• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

青壮年者の日内摂食行動とエネルギー出納を調節する至適運動条件の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19H04023
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分59030:体育および身体教育学関連
研究機関中村学園大学

研究代表者

熊原 秀晃  中村学園大学, 栄養科学部, 教授 (40389367)

研究分担者 綾部 誠也  岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (80407238)
飛奈 卓郎  長崎県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (60509678)
吉村 英一  国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養・代謝研究部, 室長 (70613214)
畑本 陽一  国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養・代謝研究部, 研究員 (90738832)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード身体活動 / 食欲 / エネルギー出納 / 栄養
研究成果の概要

若年成人を対象に,異なる運動強度と実施頻度の運動が食行動に及ぼす日内(24時間)影響を検討した結果,高強度運動後は,血中アシル化グレリン(食欲促進ホルモン)および主観的食欲が減少し,脂質またはたんぱく質の摂取量が減少することを明らかにした.一方,中強度運動直後ではいずれの食欲調節ホルモンにも大きな変化はなく,摂食量が増減するといったネガティブな影響も認められなかった.さらに,活動量計を用いて日常生活下で中強度以上の身体活動を積算する介入法は,エネルギー摂取量にネガティブな影響を及ぼすことなく,身体活動パターンやエネルギー消費量にポジティブな効果を誘引する可能性を示した.

自由記述の分野

応用生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

肥満や関連疾患の予防のための身体活動支援を行う際に,運動実施後の摂食行動に関する理解は重要である.中強度と高強度の運動に焦点をあて,運動の強度や持続時間が,食欲調節ホルモン・主観的食欲感情・実際の摂食に及ぼす1日に亘る急性影響を明らかにできた.また,中強度の身体活動に関する日常生活下での慢性影響の検討により,身体活動と摂食行動の側面における有効性も示した.これらのことは,青壮年期からの肥満および関連疾患の予防に寄与する身体活動促進支援法の開発の学術的基盤としての貢献が期待できる.

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi