研究課題/領域番号 |
19H04034
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪府立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
近藤 茂忠 大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (40304513)
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研究分担者 |
山岸 直子 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (40646840)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 大腸がん / がん分子標的薬 / 耐性化 / バイパス経路 / 耐性化の連鎖 / 食品機能成分 |
研究成果の概要 |
本研究では、がん分子標的薬(特定の分子を標的とした最新の抗がん剤)に対して種々の抵抗性を獲得した悪性化大腸がん細胞モデルを用いて、薬剤に対するマルチ耐性化のメカニズム(バイパス経路分子群および下流経路分子群)を明らかにした。この耐性化メカニズムに基づいて、食品機能成分(エピガロカテキンガラート及びアピゲニン)が分子標的薬マルチ耐性化を解除できることおよびその分子機構を解明した。
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自由記述の分野 |
栄養学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な意義は、分子標的薬に対する耐性化メカニズムを明らかにするとともに、耐性化を克服するために種々の分子標的薬を併用するとさらなる耐性化の連鎖が惹起されることを明らかにした点である。さらに、食品機能成分であるエピガロカテキンガラートとアピゲニンが、耐性化の連鎖を分子標的薬併用よりも長期間抑制できることを明らかにし、薬剤ではなく食品機能成分によって、分子標的薬治療が抱えるマルチ耐性化の課題を解決できる可能性を示した点である。
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