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2022 年度 研究成果報告書

体脂肪分布が臓器機能障害におよぼす影響についての大規模疫学研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19H04040
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関関西医科大学

研究代表者

甲田 勝康  関西医科大学, 医学部, 教授 (60273182)

研究分担者 中村 晴信  関西医科大学, 医学部, 研究員 (10322140)
藤田 裕規  近畿大学, 医学部, 講師 (10330797)
伊木 雅之  近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード疫学 / 生活習慣病 / 体脂肪
研究成果の概要

肥満者にみられる様な健康障害を持つ正常体重者(MONW)が存在し、その理由の一つに内臓脂肪の過剰蓄積が挙げられる。体幹部脂肪は内臓脂肪と皮下脂肪で、四肢脂肪は皮下脂肪で構成されることから、二重エネルギーエックス線吸収法(DXA法)で測定した体幹四肢脂肪比(TAR、TLR)は内臓脂肪の相対的存在量の指標となる。本研究課題では、正常体重の日本人小児においてTAR/TLRがその後の青年期の血圧値を予測する事、日本人高齢男性においてTAR/TLRが高血圧および糖脂質代謝異常、さらに腎機能低下と関連する事を明らかにし、学術誌等に報告した。

自由記述の分野

疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

MONWは一般住民の中に一定の割合で存在することが報告されており、TARやTLRによってMONWの早期発見が可能であることが本研究課題で示唆された。本研究課題ではTARやTLRを精密に測定するためにDXA法を用いたが、DXA法自体は装置が大型で費用負担も大きいため、日常の予防対策としてDXA法を用いることは非現実的である。しかし現在、インピーダンス法等の簡便な方法でもTARやTLRの測定が可能となりつつある。今後、簡便な測定方法の妥当性が確認されれば、TARやTLRは日常の予防対策に有効な指標になると期待される点で本研究成果の存在意義がある。

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公開日: 2024-01-30  

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