研究課題/領域番号 |
19H04072
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
汪 金芳 横浜市立大学, データサイエンス学部, 教授 (10270414)
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研究分担者 |
田栗 正隆 横浜市立大学, データサイエンス学部, 教授 (20587589)
橋口 陽子 (小野陽子) 横浜市立大学, データサイエンス学部, 准教授 (60339140)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 医療データ / Real World Data / Causal Inference / Data Science / Cell Regression / Bayesian Inference |
研究実績の概要 |
伝統的統計解析法を拡張し,実世界データ(Real World Data)に適したベイズ解析法を開発した。特に,大規模頻度データに焦点を当て,伝統的回帰分析法を拡張し,積分型回帰分析法((Bayesian Cell Regression Method))を構築した。セル型ベイズ回帰分析法に基づいて,実世界データにおけるベイズ解析から得られた実事前情報を,目的データ解析に転移させ,データ駆動型客観的ベイズ推論の基礎理論を構築した。得られた結果を学術誌として纏めている最中である。具体的には、 (1)表の形で提供されている背景データの回帰モデルを構築し、予測分布に基づくセル型回帰手法を構築した。 (2)(1)の回帰手法をベーズ的拡張を行った。 (3)セル回帰を、2つ以上の表に適用した。 (4)(1)ー(3)で得られた事後分布はデータドリブンな事前情報として、第2段階のreal world data解析へ応用する手法を確立した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
概ね予定通りの理論的結果が得られている。また実データへの応用も順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
Real World Dataについてさらなる解析を行い、構築した理論を実テータへ応用し、理論の拡張と共にその有用性を確かめる。
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