研究課題
本研究では,これまでの地震活動や犯罪の点過程のデータ応用解析の研究経験とモチベーションに基づき,多分野において統計的に対処する問題,たとえば欠測事象を含む膨大な量の不均質ビッグデータの予測・分析など,解決すべき共通ニーズに焦点を合わせ研究・開発した。以下は、この研究における成果である。更新Hawkes過程の統計的推論において、尤度比に基づくフィルタリング技術とモンテカルロ法に基づくフィルタリング技術を開発し、実装した。更新Hawkes過程のノンパラメトリック推定について、初期の結果を得た。地震研究において、震源機構を含むセミパラメトリックETASモデルを用いてHi-netデータの解析を行い、結果を整理した。また、一般化したETASモデルの極限事象に関する臨界理論をまとめ、前震や群発地震の研究におけるその意味を明らかにした。さらに、球面版ETASモデルを実装し、ソフトウェアを公開した。離散ホークスモデルを水のパイプブレイクに適用し、その結果、配管の材質と故障モードによって配管破損を分類できること、配管破損の時間的なクラスタリングが重要であり、Hawkesモデルでうまく対処できることを明らかにした。「統計数理」特集「Hawkes過程の新展開と応用」を出版しました。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (13件) (うち国際共著 10件、 査読あり 12件、 オープンアクセス 8件) 学会発表 (34件) (うち国際学会 10件、 招待講演 7件)
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