研究課題/領域番号 |
19H04138
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61010:知覚情報処理関連
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研究機関 | 千葉大学 (2022-2023) 東海大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
久保 尋之 千葉大学, 大学院情報学研究院, 准教授 (90613951)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | コンピュータビジョン / コンピュテーショナルフォトグラフィ / コンピュテーショナルイメージング / コンピュータグラフィックス / 光伝搬 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、シーンのインダイレクト光伝搬の性質に応じて選択的に取得した観測をもとに、物理ベースの数理モデルを用いてシーンの潜在的情報の可視化を目的とした。5年間で、時間同期式のプロジェクターカメラシステムの構築、近赤外光を利用した皮下組織の可視化、透過光と散乱光の分離計測、マルチスペクトル情報の計測、構造化照明による低次散乱光と高次散乱光の分離、偏光を利用した液体の流れ方向の可視化など、様々な専用光学デバイスと画像処理アルゴリズムを開発した。これらの研究成果は、国内外の学会で発表され、複数の賞を受賞するなど高く評価された。
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自由記述の分野 |
画像情報処理
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究プロジェクトの成果は、インダイレクト光伝搬の性質を利用して、従来は可視化が困難であったシーンの潜在的情報を可視化する新たな手法を確立した点で学術的に意義がある。特に、専用の光学デバイスと画像処理アルゴリズムを組み合わせることで、皮下組織や内部構造、液体の流れなどの可視化を実現したことは、コンピュータビジョンや画像処理の分野に大きく貢献すると言える。また、本研究の成果は、医療診断や食品検査、材料分析など、様々な分野での応用が期待され、非破壊検査や可視化技術の発展に寄与することで、社会的にも大きな意義があると考えられる。
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