研究課題
本研究課題の最終年度である2021年度は、前年度までに検討を進めてきたレーザ走査制御システム、映像制御システム、高速計測システムのそれぞれを必要に応じて改良するとともに、それらを統合したシステムを構築し評価を行った。レーザ走査投影型の超低レイテンシディスプレイについて、2軸ガルバノスキャナとレーザ光源による投影系を構築し、投影内容を動的に制御可能なシステムを実現した。さらに、3次元空間を運動する対象へ位置合わせされた投影を行うためのキャリブレーション手法を新たに開発し、小さな計算量で正確な位置合わせを実現する手段を確立した。これらを高速カメラと組み合わせたシステムを構築し、運動平面に追従するラインアート投影を行うデモンストレーションを実現した。これらと並行して、前年度に構築した電動リニアステージによる運動系とDigital Micromirror Device型の超低レイテンシディスプレイおよび高速カメラを統合したシステムを用いて、プロジェクションマッピングを観察する参加者による評価実験を行った。本システムでは、投影対象物体とプロジェクタの間の相対運動が同一である条件のもと、観察者に対して投影対象物体が静止している場合と、プロジェクタが静止している場合の比較を行い、両者の間で知覚に差異が生じることを明らかにするとともに、運動対象へのプロジェクションマッピングに要求される性能の定量化を行った。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 2件、 招待講演 5件) 産業財産権 (3件) (うち外国 2件)
光学
巻: 52 ページ: 13-17
Proc. 22nd World Congress of the International Federation of Automatic Control (IFAC2023)
巻: - ページ: -
Journal of Robotics and Mechartonics
巻: 34 ページ: 1141-1151
10.20965/jrm.2022.p1141
Journal of Robotics and Mechatronics
巻: 33 ページ: 484-493
10.20965/jrm.2021.p0484
Proc. ACM SIGGRAPH Conference and Exhibition on Computer Graphics and Interactive Techniques (SIGGRAPH 2021 Emerging Technologies)
10.1145/3450550.3465341