研究課題/領域番号 |
19H04167
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61030:知能情報学関連
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
徳永 健伸 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20197875)
|
研究分担者 |
横野 光 明星大学, 情報学部, 准教授 (60535863)
西川 仁 東京工業大学, 情報理工学院, 助教 (00765026)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 対話コーパス / アノテーション / 対話システム / ゲーミジケーション / クラウドソーシング |
研究成果の概要 |
データ収集基盤の構築に注力した.具体的にはMinecraftのmod(Modification)とよばれるシステム拡張の枠組を利用してシステムを拡張し,以下の機能を持つ,対話データ収集基盤DDCraftを実装した.(1) ゲームプレイヤーの発話と各発話時点での世界の状況を一緒に記録する機能 (2) 外部に用意した対話システムがゲームに参加できるようにするためのインターフェース機能 (3) ゲーム参加者同士が自律的にペアを作り,個別の世界に移動して協働して課題を解決できる機能 (4) プレイヤーが自分あるいは相手の発話にアノテーションをする機能.
|
自由記述の分野 |
自然言語処理
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
対話データ構築に関する先行研究では,本研究が着目する4つの観点 (状況づけ,タスク指向,クラウドソーシング,ゲーミフィケーション)をすべて網羅しているもはない.また,対象とする対話に応じたデータ収集環境を構築してデータを収集している.本研究で構築したデータ収集基盤はタスク指向の状況づけられた対話を対象とした汎用のデータ収集基盤となっている.自然言語による対話を身近で有用なものにするためには,単なる命令や検索キーワードを自然言語に置換える道具ではなく,人間に寄り添い,人間と協働して問題を解決する対話システムの実現が必要である.本研究はそのために基礎データの構築に寄与する.
|