研究課題
本課題では、解釈可能なAIシステムの実現を目指して推理小説をナレッジグラフ化したデータセットを公開し、理由付きで犯人を推理することをタスクとして、オープンサイエンス形式による論理推論や機械学習技術の深耕・体系化を実施している。最終年度となるR5年度は、5年間の活動の集大成として12月に東京にて12th International Joint Conference on Knowledge Graphs (IJCKG 2023)を5年ぶりに国内開催(ハイブリッド)し、約100名の参加者によって活発な議論が行われた。同時に、特に解釈可能なAIにフォーカスした国際ワークショップ2nd International Workshop on Knowledge Graph Reasoning for Explainable Artificial Intelligenceも併催した。チャレンジ(技術コンテスト)としては、昨今の生成AIの普及によるAI分野のパラダイムシフトを踏まえ、テーマを生成AIを用いたナレッジグラフの構築に変更し、3月に国内版を実施した。生成AIのハルシネーション問題へのアプローチとしてナレッジグラフを用いるアイデアなどさまざまな技術が提案された。また、2023年度人工知能学会全国大会にて論文発表を実施、2024年度人工知能学会では企画セッションを実施する予定である。さらに、推理小説を離れて本技術の社会実装を進めるべく、高齢者の危険行動予知をタスクとした実社会版ナレッジグラフ推論チャレンジも第2回を国際会議18th IEEE International Conference on Semantic Computing (ICSC2025)と併催で2月に開催した。本研究課題は終了するが、上記活動の中で研究開発を継続していく予定である。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 学会発表 (6件) (うち国際学会 1件) 備考 (4件) 学会・シンポジウム開催 (3件)
https://ijckg2023.knowledge-graph.jp/
https://kgr4xai.ikgrc.org/2023/
https://challenge.knowledge-graph.jp/2023/
https://ikgrc.org/2024/