| 研究課題/領域番号 |
19H04220
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| 研究機関 | 早稲田大学 |
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研究代表者 |
佐山 弘樹 早稲田大学, 商学学術院, 教授(任期付) (30345425)
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| 研究分担者 |
山野井 順一 早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (20386543)
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| 研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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| キーワード | 社会ネットワーク / 適応的ネットワーク / 多様性 / 許容度 / ネットワークデータ解析 / 計算モデル |
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| 研究実績の概要 |
２０２０年度は，主に実世界における社会ネットワークのデータ収集と解析を行い，また社会ネットワークの挙動を偏微分方程式を用いて定式化する予備的作業を開始した．実データの収集は，アメリカで「言論の自由」を謳い右派に人気のソーシャルメディアである GAB と Parler，及びニューヨーク州立大学ビンガムトン校にて行われた社会ネットワークにおける意思決定実験を，それぞれソースとして行った．データ解析の結果，ネットワークの構造が局所的にクラスタ化し，かつ社会の構成員が多様で，似たような背景を持つ者同士がクラスタを形成している場合に，生成されるアイデアの多様性が増加することが確認された．これは本研究で予測している社会ネットワークの挙動と合致するものである．
また，本プロジェクトの成果を国内外の場で精力的に発表した（ACSOS 2020, Waseda Socioeconomic Networks and Network Science Workshop, Clarkson Center for Complex Systems Science Seminar）．特に，IEEE 主催の国際会議 ACSOS 2020 (First IEEE International Conference on Autonomic Computing and Self-Organizing Systems) では基調講演者として本プロジェクトの成果を含めた講演を行い，聴衆から多くの反響を得ることができた．
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナの影響により２０２０年夏に研究者が来日し研究を行うことが困難となったため，予算の延長を申請し研究活動を行った．その結果，データ収集・解析，数理モデルの構築と解析，成果発表ともに，ほぼ順調に進展している．
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| 今後の研究の推進方策 |
２０２１年度は主に，収集された実データのさらに詳細な解析と偏微分方程式によるモデルの定式化と解析に取り組む．また，研究成果の公表活動に重点を移していく予定である．
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