研究課題
本研究の目的は、長期欠席児の過重負荷を軽減するユーザーアシスト機能をアバターロボットに搭載し、学校の教室内にアバターロボットを設置してそれを通じて長期欠席児が授業を受ける、あるいは友達とコミュニケーションをとることを可能にする遠隔学習支援システムを開発し、その教育効果を科学的に評価することであった。本年度は、ユーザーの授業理解支援モードの実用化に向けた開発、データ取得・分析を行い、以下の成果を得た。1)授業理解支援モードとして,黒板上の情報量過多による集中力や理解力の低下を防ぐため,教師の黒板への指さし動作を認識して指された部分を拡大するシステムの機能改善を行った。当該システムにおけるプログラムの修正を行い、左右の指さし動作への対応、および動作の安定性向上を行った。2)上記1)によって改善した授業理解支援モードを、公立小学校の現職職員に試用を依頼し、当該システムの使用感調査および改善要望の収集を行った。使用感調査では、当該システムをZoomによる遠隔授業と組み合わせての使用感データを収集した。当該システムについては全体的に肯定的な評価が得られ、機能の改善にかかわる具体的な課題について収集することができた。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Computers and Electrical Engineering
巻: - ページ: -
EAI/Springer Innovations in Communication and Computing 4th EAI International Conference on Robotic Sensor Networks
巻: - ページ: 81~91
10.1007/978-3-030-70451-3_7