研究課題/領域番号 |
19H04235
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分63010:環境動態解析関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
入江 仁士 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 准教授 (40392956)
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研究分担者 |
須藤 健悟 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (40371744)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 有機エアロゾル / 光吸収特性 / 国際観測網 / 全球化学気候モデル |
研究成果の概要 |
エアロゾル特性が異なる国際観測網の主要観測サイトにおいて、コロナ禍においても国外・国内サイトの両方において計画通り複数年のデータを取得した。AAODとAAEを定量的に見積もり、観測サイト間の相違を明らかにした。このデータとともに観測された有機ガス濃度やそれらの濃度比、さらには、国際観測網データで精度評価された衛星データ・再解析エアロゾルデータ(MERRA-2)・全球化学気候モデル(CHASER)データを用いて、特にバイオマスバーニングと人為起源の影響を両方受けるインドシナ半島のエアロゾルの光学特性の時空間変動を定量的に解明した。このように、有機エアロゾルの光吸収特性に関する研究を推進した。
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自由記述の分野 |
大気化学、大気環境科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球温暖化・異常気象などが社会に及ぼす影響がより身近に顕在化してきており、大気科学・気候変動研究のさらなる推進が切望されている。このような中、本研究では地球のエネルギー収支の変化の見積もりに最大の不確実性をもたらすエアロゾルについて重要な定量的な観測的知見を得ることができたので、関連の大気科学・気候変動研究を推進し、さらには、広範にわたった学術、科学技術あるいは社会などへの波及効果が期待される。
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