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2021 年度 実績報告書

Anammox細菌の機能分化を探る:実は多様なAnammox

研究課題

研究課題/領域番号 19H04241
研究機関東京農工大学

研究代表者

黒岩 恵  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (00761024)

研究分担者 高見 英人  東京大学, 大気海洋研究所, 特任研究員 (70359165)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード15Nトレーサー / メタゲノム / 代謝ポテンシャル解析 / anammox
研究実績の概要

昨年度までに行った比較ゲノム・メタゲノム・15N安定同位体トレーサーを用いた活性試験からNO2-からNOを生成する過程がアナモックス細菌種によって多様であると考えられた。さらに、共在細菌がNO供給者としてアナモックス反応を制限する可能性が示唆された。そこで、複数回のメタゲノム解析を行い、これをMAPLEによる代謝ポテンシャル解析に供することで、アナモックス群集のアバンダンスを制御する共在細菌の機能を明らかにすることを試みた。アナモックス細菌のアバンダンスは、(1)メタゲノム中のリボソームタンパク配列組成から計算したアバンダンスおよび、(2)メタ16S解析による16S rDNA組成に基づくアバンダンス、の2種類で評価した。脱窒群集のNO供給能の多寡を示す指標として、アナモックス細菌以外の微生物が保有する亜硝酸還元酵素のアバンダンスを用いた場合、この指標はアナモックスのアバンダンス(1)と有意な相関を示さず、(2)とは有意な負の相関を示した(p<0.05)。したがって、長期的なリアクター微生物群集の変動からは、NO供給能を有する脱窒菌のアバンダンスによりアナモックス細菌量が制御される傾向は見いだされなかった。一方で、共在細菌が持つアミノ酸やビタミン合成に関連する代謝機能のうち、アナモックスアバンダンスと有意な相関を示すものが見いだされ、これらの有機物の供給能が、基質アナモックスの生育において重要なファクターであることが示唆された。

現在までの達成度 (段落)

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アナモックスと共在細菌の関係に着目したアナモックスアバンダンス制御 因子の探索2022

    • 著者名/発表者名
      黒岩 恵、村井 沙妃、川面 佑登、寺田 昭彦、利谷 翔平、安田 昌平、諏訪 裕一、高見 英人
    • 学会等名
      Japan Geoscience Union Meeting 2022

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公開日: 2022-12-28  

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