研究課題/領域番号 |
19H04343
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究代表者 |
江原 誠 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (70781615)
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研究分担者 |
鹿内 彩子 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (20758825)
古川 拓哉 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (40772116)
関山 牧子 国立研究開発法人国立環境研究所, 環境リスク・健康領域, 主任研究員 (90396896)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 森林保全 / 開発途上国 / 栄養改善 / カンボジア王国 / 非木材林産物 |
研究実績の概要 |
カンボジア王国の森林保護区とその周辺で民間が実施するREDD+プロジェクトの森林減少抑制効果を高めるため、プロジェクト対象地域で違法伐採対策を優先的に行う区域の分布を予測する手法を開発した。
我が国のJCM-REDD+プロジェクト対象地のプレイロング野生生物保護区および周辺の森林は、住民の生計維持に不可欠なフタバガキ科樹木の樹脂の供給源だが、森林減少や違法伐採に晒されている。樹脂採取世帯に対する早急な救済措置や違法伐採予防策が必要だが、森林減少・劣化に脆弱な樹脂採取世帯がどのあたりに分布し、違法伐採対策を優先的に行う区域はどこかを予測する研究が不足していた。そこで、本研究では、森林減少地を把握するためのリモートセンシング技術と森林減少前後の地域住民の職業、樹脂の採取場所や採取しやすさの変化とその原因等を調べるための世帯調査を組み合わせ、森林減少や違法択伐により樹脂採取からの現金収入が減った世帯が多い区域と、そのような脅威から樹脂採取業を守るために違法伐採対策を優先的に実施するべき区域を予測したマップを作成した。政府やプロジェクト実施者は得られたマップを用いることで、森林減少で困窮する天然樹脂採取世帯のいる村や採取環境を維持する必要があるエリアへの応急的な救済・違法伐採予防措置を行政区界ごとに現場の実態に合わせ検討できるようになる。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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