研究課題/領域番号 |
19H04362
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研究機関 | 酪農学園大学 |
研究代表者 |
星野 仏方 酪農学園大学, 農食環境学群, 教授 (80438366)
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研究分担者 |
保原 達 酪農学園大学, 農食環境学群, 教授 (70391159)
中谷 暢丈 酪農学園大学, 農食環境学群, 教授 (90423350)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 一帯一路 / オアシス農業 / BRIアンダーパス / 地域コミュニティ / 分断 / カザフスタン / 生態系 / ジャルケント |
研究実績の概要 |
2021年はコロナの影響で現地調査が叶えなかったが、その繰越金を使って2022年12月に現地調査を実施することができました。2022年12月に前年度の繰越金を使って中国「一帯一路(BRI)」の高速道路に設置されたアンダーパスの利用状況と生態系と地域コミュニティの分断への影響に関する予備調査を行いました。カザフスタンアルマトイ州パンフィロフ地区で中国との国境から67キロのバッファー内のBRIに設置されたアンダーパス115箇所を調査し、その利用状況と用途から三種類:①河道専用アンダーパス(83箇所、②河川と道路兼用アンダーパス(9箇所)、③道路専用アンダーパス(23箇所)に分類し、地元の人々の利用状況を確認し、更に野生動物と家畜の移動への影響を調査した。二つの国際会議(The 3rd World Conference on Research in Social Sciences)と(The DT XIV International Conference on Arid Land)にオンラインで参加し、口頭発表した。また、国内会議(本沙漠学会2021年 第32回学術大会)で「気候変動と政策に左右される中央アジアのオアシス農業研究」テーマで口頭発表を行いました。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナの影響で現地調査ができなかったが、繰り越しをして現地調査を実施し、計画通りに調査することができました。また今までの取りまとめを論文化して、国内外の三つの学術会議でオンラン口頭発表ができました。
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今後の研究の推進方策 |
いくつかの成果を取りまとめて論文化し公表します。BRIリスク評価のデータベースを作成して、国際的に共有と国際ネットワークを構築するための準備を行います。
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