研究課題/領域番号 |
19H04409
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
石田 壽一 東北大学, 工学研究科, 教授 (20284581)
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研究分担者 |
藤山 真美子 東北大学, 工学研究科, 助教 (40638425)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | AC/DCハイブリッドシステム |
研究実績の概要 |
2020年度は、1.可視化設備機器のレイアウト、2.AS用各種デバイス装置のレイアウト、3.AS用コンテンツ構成・ネットワーク連携に関して検証を想定した。1.については①AC/DCハイブリッド制御システム切換盤の可視化仕様、②AS環境のコアとなる蓄電モデュール筐体の可視化仕様.③EMS設備(可視化・隠蔽型)配置の最適化の検証を対象とし、2.については ①汎用プロジェクション装置.②複数プロジェクター作動のシンクロAS配置.③幾何学歪補正ソフトウェア.④オートメーションプログラム用センサー配置の最適化検証を対象とした。3.については①需給情報.②気象情報.③蓄電量と消費状況.④エリア内の場所毎の消費電力 ⑤DC/AC制御システムの構成.⑥各種インフォグラフィックス,動作環境最適化.⑦オープンデータ・ネットワーク連携の検証を想定した。
2019年度後期からの新型コロナ感染対策による渡航制限の延長により、当該年度の現地フィールド調査、識者ヒアリングが実施できず、当初想定した研究手法の修正が必要となった。加えてPGCPの整備工程も遅延したため、実環境を前提としたアイトラッキング手法による分析ではなく、SITキャンパス管理部門から入手した設計図書や写真を参考に、整備予定キャンパス空間をCGにより再現し、その資料をもとに仮想現実空間内の最適配置計画の検討を実施した。情報可視化機器のスペック、関連図面資料の入手については、建築工事に加え、マイクログリッド整備に関わる電気・機械設備設計施工も遅延したため、高圧幹線からEMSを介したAC/DCシステムに関連した資料については限定的な情報入手に止まった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナ感染対策による渡航宣言解除の遅延により、現地フィールド調査が実施できず、加えて現地識者との対面によるヒアリングも困難となった。そのため、当初計画から検証手法を変更し、オンラインによる識者意見交換、現地写真及び入手図面を用いたCG作成、仮想現実空間における対象認知の視線軸の複雑性を前提とした空間知覚形態を想定し配置検証を行なった。
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今後の研究の推進方策 |
現地フィールド調査による資料収集が困難なため、当初計画から検証手法を変更し、入手可能な写真資料・図面資料をもとにCGを作成し、仮想現実空間における対象認知の視線軸の複雑性の検証を前提とした空間知覚形態の最適配置検証を行なった。電気機械設備の詳細情報については整備工程の遅れから当初想定資料の入手が難しいため、可視化設備機器のレイアウトを中心に仮想現実空間上での検証を行うこととした。
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