• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

血流とペリサイトの協奏による血管新生メカノバイオロジー機構

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19H04446
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分90110:生体医工学関連
研究機関宮崎大学 (2021)
熊本大学 (2019-2020)

研究代表者

西山 功一  宮崎大学, 医学部, 教授 (80398221)

研究分担者 梅本 晃正  熊本大学, 国際先端医学研究機構, 特任准教授 (50620225)
植村 明嘉  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30373278)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード血管新生 / 血管内皮細胞 / ペリサイト / 血流 / 血管内腔圧 / 血管壁伸展 / 微小流体デバイス / 方向性運動
研究成果の概要

血管は一度傷ついても、血管新生により修復される。本研究において、血流により生じる血管内の圧力が、血管新生を抑制することを発見した。さらに、血管を構成している血管内皮細胞が、血管の内圧によって生じって血管が引っ張られる力を感知して、血管新生が抑制される分子メカニズムを明らかにした。また、血管内皮細胞を囲む様に存在するペリサイトは、血管の拡張に伴う血管新生の抑制をさらに制御し、血流とペリサイトにより協調的に血管新生を調節するしくみが明らかとなった。

自由記述の分野

血管生物医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、圧力や伸展張力といった物理的な刺激を、我々の体の細胞がどのように感知して、そして、それをどのように化学的な信号に変えて生命現象の達成に使っているかという、生命の根本原理の理解に迫るための一助になると期待される。加えて、今回の発見は、血管内腔圧とそれに伴って生じる血管壁伸展メカニズムやペリサイト機能を標的にした、虚血性疾患、創傷治癒、そしてがんといった血管新生が深く関わる病態への治療的介入につながっていくと期待され、臨床的な観点からも、社会に広く貢献できる。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi