研究課題/領域番号 |
19J00407
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
水之江 雄平 筑波大学, 医学医療系, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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キーワード | 骨格筋 / 横紋筋融解症 / コレステロール代謝 |
研究実績の概要 |
高コレステロール血症治療薬であるスタチンはコレステロール合成の律速酵素であるHMGCoA還元酵素(HMGCR)の阻害剤であり、非常に有効な治療薬である。しかしながら、副作用として筋委縮や横紋筋融解症があり、その詳しい発症メカニズムは未だに明らかとなっていない。スタチンによる横紋筋融解症モデルとしてHMGCR骨格筋特異的ノックアウトマウスを作製した。その結果、骨格筋でのHMGCR低下は横紋筋融解症用の所見を示すことを明らかとしている(Osaki BBRC 2015)。そこで、本研究課題ではHMGCRノックアウトマウスが横紋筋融解症様症状を呈する原因を解明することを目的とし解析を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度はHMGCRノックアウトマウスが横紋筋融解症を呈する原因を解明するために、時期特異的・骨格筋特異的HMGCRノックアウトマウスを導入した。薬剤を継時的に投与すると骨格筋特異的にHMGCRの発現を低下させることができ、またHMGCRの発現低下と相関して骨格筋の壊死が観察された。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究方針として、時期特異的・骨格筋特異的HMGCRノックアウトマウスを用いて、HMGCRの発現低下が骨格筋の壊死を引き起こす詳細なメカニズム解明を行う。さらにはこのマウスを用いて、HMGCRの発現低下により骨格筋のコレステロール代謝がどのように変化するかを解析し、骨格筋異常との関連を探索する。
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