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2020 年度 実績報告書

Massive MIMOのハードウエア構成を厳密に評価する伝搬モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19J11904
研究機関新潟大学

研究代表者

谷口 諒太郎  新潟大学, 自然科学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2019-04-25 – 2021-03-31
キーワード電波伝搬 / 無線通信 / 高SHF帯 / 伝搬モデル / Massive MIMO / 5G
研究実績の概要

Massive MIMO(Multi-Input Multi-Output)では従来の周波数に比べ比較的高い周波数帯(SHF帯)が利用される.SHF帯は従来用いられてきたUHF帯に比べ伝搬損失が大きく,その伝搬特性が異なるため,これまでのシステムの評価で用いられてきた伝搬モデルをそのまま流用することは適切ではない.
SHF帯の伝搬を解析し,新たな伝搬モデルを設計する必要がある.既に3GPP(3rd Generation Partnership Project)で提案されているSHF帯でも適用可能な伝搬モデルは存在するが,構成が非常に複雑で,その特性が従来の伝搬モデルであるレイリーフェージングに近いため,より簡易で実際の伝搬環境に近い伝搬モデルの構築は必須である.新たな伝搬モデルを提案するにあたり,申請者が着目したのは電波のパスのかたまり(クラスタ)の数である.
高SHF帯のように比較的高い周波数になるとクラスタ数が減少することをシミュレーションにより明らかにした.また,中心周波数27.8GHzのチャネルサウンダを用い,所属大学のキャンパス内で電波伝搬測定を行うことで,実際の伝搬環境で得られる遅延-到来方向特性を導出した.この測定結果から,クラスタ数やクラスタの角度広がり,クラスタ間の電力差などのパラメータを導出し,いくつかのクラスタからなる新たな伝搬モデルの提案と評価を行い有効性を示した.

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (5件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] [若手招待講演] Massive MIMOシステムの信号処理とチャネルモデルに関する研究2021

    • 著者名/発表者名
      谷口諒太郎
    • 学会等名
      電子情報通信学会アンテナ・伝播研究会
    • 招待講演
  • [学会発表] Analysis of cluster characteristics in SHF band using ISTA and K-means++ algorithms2021

    • 著者名/発表者名
      谷口諒太郎
    • 学会等名
      The 2020 International Symposium on Antennas and Propagation
    • 国際学会
  • [学会発表] SHF帯におけるISTAを用いたクラスタ数推定に関する考察2020

    • 著者名/発表者名
      谷口諒太郎
    • 学会等名
      2020年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会
  • [学会発表] Consideration on Estimation of Received Power and Number of Clusters Using ISTA in SHF Band2020

    • 著者名/発表者名
      谷口諒太郎
    • 学会等名
      2020 IEEE Shin-etsu Session
  • [学会発表] Consideration Toward Relationship between Received Sensitivity and Number of Cluster in SHF Band2020

    • 著者名/発表者名
      谷口諒太郎
    • 学会等名
      2020 IEEE International Symposium on Antennas and Propagation and USNC-URSI Radio Science Meeting AP-S/URSI
    • 国際学会

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公開日: 2021-12-27  

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