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2020 年度 実績報告書

神経-グリア-代謝クロストークの光操作による精神疾患の病態解明への挑戦

研究課題

研究課題/領域番号 19J12337
研究機関東北大学

研究代表者

久保 尚子  東北大学, 医学系研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2019-04-25 – 2021-03-31
キーワードミトコンドリア / オプトジェネティクス / ロドプシン
研究実績の概要

ミトコンドリアにおいては、電子伝達系における化学反応によりH+がマトリックスから膜間腔へ汲み上げられ、内膜を介したH+電気化学勾配が形成される。そして、内膜に存在するH+-ATP合成酵素が、そのH+濃度勾配を利用し、アデノシン二リン酸(ADP)をアデノシン三リン酸(ATP)に変換する。本研究においては、藻類、微生物由来のH+ポンプロドプシンをミトコンドリア内膜へターゲティングすることにより、光エネルギーを用いて、内膜を介したH+電気化学勾配を作り出し、内在のH+-ATP合成酵素を駆動し、ATP産生を促進することを着想した。令和2年度研究においては、ミトコンドリア内膜トランスロカーゼ複合体結合タンパク質のミトコンドリアターゲティングシグナルTim291-90のC末端に微生物型ロドプシンの一種である、光駆動外向きH+ポンプ、archaerhodopsin-T(ArchT)を配位した遺伝子コンストラクト(Tim291-90-ArchT)を作製し、ミトコンドリアマトリックスpHセンサー2xCox8-pHujiと共発現するプラスミドを作製し、紫外(390 nm)、青(438 nm)、緑青(475 nm)、青緑(513 nm)、緑(549 nm)、黄(575 nm)、赤(632 nm)の各色光を照射しながら、pHujiの蛍光を計測するシステムを構築した。

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Glial amplification of synaptic signals2021

    • 著者名/発表者名
      Beppu Kaoru、Kubo Naoko、Matsui Ko
    • 雑誌名

      The Journal of Physiology

      巻: 599 ページ: 2085~2102

    • DOI

      10.1113/JP280857

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Gate-keeper of ion transport-a highly conserved helix-3 tryptophan in a channelrhodopsin chimera, C1C2/ChRWR2020

    • 著者名/発表者名
      Nagasaka Yujiro、Hososhima Shoko、Kubo Naoko、Nagata Takashi、Kandori Hideki、Inoue Keiichi、Yawo Hiromu
    • 雑誌名

      Biophysics and Physicobiology

      巻: 17 ページ: 59~70

    • DOI

      10.2142/biophysico.BSJ-2020007

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2022-12-28  

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