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2020 年度 実績報告書

もやもや病の感受性遺伝子の環境応答シグナル経路の解析

研究課題

研究課題/領域番号 19J15073
研究機関京都大学

研究代表者

CHOI JUNGMI  京都大学, 医学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2019-04-25 – 2021-03-31
キーワードRNF213 / もやもや病
研究実績の概要

RNF213遺伝子はATP分解活性を持つAAA+ドメインおよびユビキチンリガーゼ活性(E3活性)を持つRINGドメインを有する。RNF213遺伝子のp.R4810K多型は、もやもや病や脳梗塞・肺高血圧症など多様な血管狭窄病変の要因となる。しかし、その発症分子機構は未解明である。
そこで、本研究では、①RNF213蛋白質の機能、および、もやもや病感受性RNF213変異による機能変化の解明、②環境ストレスがRNF213シグナル経路を制御する分子経路を解明し、予防介入のための可能性を検討することを目的としている。
本年度は、先行研究から同定された新規RNF213結合蛋白質(蛋白質X)においてRNF213のE3活性の意義を知るため、免疫共沈実験や質量分析を行い、ユビキチン化リジン残基やポリユビキチン化様式を特定した。
他方、環境要因がRNF213シグナルに与える影響を検討するため、RNF213と蛋白質Xの結合に影響する環境因子の検討を行った。血管内皮細胞を用いて細胞内エネルギー阻害剤および炎症惹起因子の処理を行い、免疫共沈降実験を行った結果、興味深いことに、細胞内エネルギー状態および炎症性シグナルがRNF213と蛋白質Xの間の相互作用に直接関連していることが示唆された。さらに、RNF213・蛋白質Xの発現抑制により、細胞内エネルギー阻害剤および炎症惹起因子の処理による下流シグナルが変化することを見出した。
これらの結果から、RNF213・蛋白質Xの相互作用が環境因子により惹起されるシグナル伝達異常に影響する可能性が示唆され、今後は細胞内エネルギー状態や炎症性シグナルがRNF213・蛋白質Xの相互作用に及ぼす影響による血管内皮細胞の機能的・生理学的変化の検討を続けていく。

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] もやもや病感受性遺伝子産物RNF213における結合蛋白質の制御機構の解明2020

    • 著者名/発表者名
      崔 廷米、手塚 徹、小林 果、原田 浩二、小泉 昭夫、Youssefian Shohab
    • 学会等名
      第91回日本衛生学会学術総会

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公開日: 2021-12-27  

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