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2020 年度 実績報告書

ノルアドレナリン神経からのドパミン遊離機構とD5受容体による衝動性制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19J20112
研究機関北海道大学

研究代表者

笹森 瞳  北海道大学, 医学院, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2019-04-25 – 2022-03-31
キーワードドパミン / 衝動性 / D5受容体 / D1様受容体
研究実績の概要

ドパミンD5受容体ノックアウトマウスを用いて、ドパミンD5受容体が衝動性の抑制に重要な役割を果たしているか確認することを目的として研究を進めていた。これは、ドパミンD1様受容体には、ドパミンD1受容体とドパミンD5受容体があるが、薬理学的手法では、ドパミンD1受容体とドパミンD5受容体を区別することができなかったためである。まず定量PCRを用いて、想定通りにドパミンD5受容体がノックアウトされているか、代償的にドパミンD1受容体の発現が亢進していることはないかを確認した。次に、ドパミンD5受容体ノックアウトマウスで衝動性測定が可能か評価するために、ドパミンD5受容体ノックアウトマウスにおいて、運動量、ワーキングメモリー、学習過程に異常がないかを確認した。最後に、ドパミンD5受容体が衝動性制御に関与しているかを調べた。
その結果、本研究で用いたドパミンD5受容体ノックアウトマウスでは、ドパミンD5受容体が想定通りにノックアウトできており、代償的にドパミンD1受容体の発現が亢進していることはないことを確認できた。本研究のD5受容体ノックアウトマウスではワーキングメモリーや学習速度に差は見られなかったため、3-選択反応時間課題での衝動性の測定には問題ないと考えられる。しかし、衝動性に差は見られなかったため、D5受容体が衝動性の抑制に重要な役割を果たしている可能性は低いと考えられる。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Different roles of distinct serotonergic pathways in anxiety-like behavior, antidepressant-like, and anti-impulsive effects2020

    • 著者名/発表者名
      Ohmura Yu、Tsutsui-Kimura Iku、Sasamori Hitomi、Nebuka Mao、Nishitani Naoya、Tanaka Kenji F.、Yamanaka Akihiro、Yoshioka Mitsuhiro
    • 雑誌名

      Neuropharmacology

      巻: 167 ページ: 107703~107703

    • DOI

      10.1016/j.neuropharm.2019.107703

    • 査読あり
  • [学会発表] Noradrenaline reuptake inhibition enhances control of impulsivity by activating D1-like receptors in the ventromedial prefrontal cortex2021

    • 著者名/発表者名
      笹森瞳、大村優、吉岡充弘
    • 学会等名
      第43回日本神経科学大会

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公開日: 2021-12-27  

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