現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
オンチップ血小板産生システムの開発を目的とし, 巨核球導入後の流体環境が一定になるような三次元マイクロ流体チップを作製することで,従来技術では困難であった血小板産生における流体力が及ぼす影響の評価を達成している.サイズばらつきの大きい巨核球を捕捉するために,三次元マイクロ流路を提案し,巨核球のサイズ分布から巨核球導入後の断面積が一定になるように三次元マイクロ流路の設計を行い,オンチップ血小板産生システムを構築した.作製したシステムを用いて血小板産生を行い,血小板産生のタイムラプスモニタリングに成功した.さらに,10, 50, 100, 200 kPaの1巨核球あたりの血小板産生数の平均は35,25,21,18 PLTs / MKを達成した.これまでに学会発表を国内国外で積極的に発表しており, 学会賞をするなどの業績も残している.
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