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2021 年度 実績報告書

細胞外マトリックスの変形が駆動する全身体型の変化

研究課題

研究課題/領域番号 19J40012
研究機関東京大学

研究代表者

田尻 怜子  東京大学, 新領域創成科学研究科, 特別研究員(RPD)

研究期間 (年度) 2019-04-25 – 2022-03-31
キーワードクチクラ / 体型 / ショウジョウバエ / クチクラタンパク質
研究実績の概要

近年の発生生物学では、細胞が生み出す力(細胞の分裂・変形・並び替えなど)によって組織が変形して適切な体の形がつくられる仕組みが詳細に研究されてきた。だが、生物の体を構成する材料は細胞だけではない。多細胞生物の体の形を規定する組織~脊椎動物の内骨格や昆虫の外骨格など~は、主に細胞外マトリックス(ECM)から成る。これまで私はショウジョウバエの発生過程において、外骨格(クチクラ)自体の変形によって体の形がつくりだされる機構を研究してきた。そして、クチクラタンパク質Cuticular protein 11A (Cpr11A)およびTubby (Tb)が幼虫のクチクラの表面付近に層構造をつくりだすこと、そしてこの層構造がクチクラの胴囲方向の伸長を制限することによって幼虫の体型を細長くさせる働きを持つことを示してきた。本年度はこれらのタンパク質がクチクラ中で層構造をつくりだす分子機構の解明を目指して、各タンパク質に部分的な変異を導入した場合に層構造形成にどのような影響がもたらされるかを解析した。その結果、各タンパク質の中で特定の領域に変異を導入した場合に正常な層構造を形成できなくなることが分かった。今後は、個々の領域の役割(分子構造への寄与や、他の分子との相互作用など)の解析によって、各タンパク質による層構造形成機構を明らかにすることができると期待される。

現在までの達成度 (段落)

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] ECMの変形による形づくり:ショウジョウバエ外骨格を例として2021

    • 著者名/発表者名
      田尻怜子、藤原晴彦、小嶋徹也
    • 学会等名
      第44回日本分子生物学会年会 富澤基金メモリアルイベント特別ワークショップ
    • 招待講演

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公開日: 2022-12-28  

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