研究課題
本研究では唾液腺疾患であるシェーグレン症候群発症におけるRunx1の役割を詳細に解析することが目的である。シェーグレン症候群もモデルマウスの解析を行い唾液腺疾患のみでなく、口蓋などの変異について解析を行った。本年度は実際のシェーグレン症候群患者の解析も積極的に実施した。口腔乾燥症患者の投薬調査を実施し、Clinal Oral Investigation誌にAnalysis of medication-induced xerostomia in elderly Japanese patientsとして掲載された。同内容は口腔乾燥を引き起こす薬剤とシェーグレン症候群について検討を行った。さらにシェーグレン症候群のヒト組織サンプルを用いて解析を開始した。複数のシェーグレン症候群に対して、症例集積、mRNAの抽出・選択、mRNA発現解析から自己免疫で働く主要遺伝子を抽出することを行った。また多重免疫染色により、形態学的環境下でのSpatial解析を行い、臨床学的特徴との免疫動態関連に関する検索を行っている。その上で症例の進行を層別化していく。未だ治療法が確立していないシェーグレン症候群に対して、遺伝子変化を分析し治療法を立案することで、早期発見し、有効な治療法を見出し臨床応用まで実現させることで破壊的イノベーションを起こし、社会に還元していきたいと考えている。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Clinical Oral Investigations
巻: Online ahead of print. ページ: -
10.1007/s00784-021-04182-2