研究課題/領域番号 |
19K00049
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
樫 則章 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (40194766)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 歯科医療倫理学 / 歯科医療倫理教育 / 倫理的検討事例 / プロフェッショナリズム / プロフェッショナリズム教育 |
研究実績の概要 |
岐阜大学・医学教育開発研究センター主催の「第73回医学教育セミナーとワークショップ」(2019年8月9日(金)~10日(土) 愛知学院大学楠元キャンパス)に本科研費の研究協力者(日本歯科医学教育学会 旧倫理・プロフェッショナリズム教育委員会の委員)のひとりである木尾哲朗(九州歯科大学・歯学部)を中心に、他の研究協力者らとともに参加して「ワークショップ プロフェッショナリズム教育を実践しよう」を開催し(2019年8月10日)、本ワークショップの参加者とともに歯科医療におけるプロフェッショナリズム教育について検討した。概要は以下のとおりである。はじめに木尾が「これまでの活動の変遷からプロフェッショナリズム教育を考える」と題してワークショップの開催理由を改めて説明したあと、①森 啓(松本歯科大学・歯学部)「本学大学におけるプロフェッショナリズム教育-現状・問題点・今後どうすべきか-」、②大戸 敬之(鹿児島大学病院)「鹿児島大学でのプロフェッショナリズム教育の実践例と対応に困った事例」、③尾﨑 哲則(日本大学・歯学部)「病院見学実習での副産物」、④安永 愛(九州歯科大学・歯学部)「4分割表の活用で学生のDVD視聴着眼点はどのように変化するのか」、⑤角 忠輝(長崎大学・歯学部)「歯科医療倫理学修教材「入れ歯はひとつ」を用いた医療倫理教育の一例」、⑥樫 則章(大阪歯科大学・歯学部)「プロフェッショナリズム再考」がそれぞれ発表され、最後に総合討論を行った。詳細は岐阜大学医学教育開発研究センター「新しい医学教育の流れ」第19巻3号(2020年3月)pp.173-178及び付属DVD参照。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
前回の科研費(「わが国における歯科医療倫理学の構築のための総合的研究」(基盤研究(C)、課題番号:16K02147)による倫理的検討事例の映像化に傾注したため、抜去歯の教育・研究利用に関する調査がいまだ実施できずにいる。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度の推進方策は以下のとおりである。 1.抜去歯の教育・研究利用について調査を進める。 2.第39回日本歯科医学教育学会総会および学術大会において、これまでの科研費で作った学修教材を使用した教育実践について同学会の教育方略委員会(旧倫理・プロフェッショナリズム教育委員会)によりシンポジウム「倫理・プロフェッショナリズム教育の方略新時代」(仮題)を開催するとともに、シンポジウム参加者に歯科医療の現場(歯科衛生業務に関わるものを含む)で生じる倫理的検討事例の提供協力を求める。
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次年度使用額が生じた理由 |
理由:前回の科研費(「わが国における歯科医療倫理学の構築のための総合的研究」(基盤研究(C)、課題番号:16K02147)による倫理的検討事例の映像化に傾注したため。 使用計画:抜去歯の教育・研究利用の実態調査と第39回日本歯科医学教育学会総会および学術大会におけるシンポジウムの開催。
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