研究課題/領域番号 |
19K00094
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01030:宗教学関連
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
宮本 要太郎 関西大学, 文学部, 教授 (10312779)
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研究分担者 |
金子 昭 天理大学, 付置研究所, 教授 (90214452)
村上 辰雄 上智大学, 国際教養学部, 准教授 (80407337)
平良 直 八洲学園大学, 生涯学習学部, 非常勤講師 (40334015)
村島 健司 関西大学, 人権問題研究室, 委嘱研究員 (60707511)
中西 尋子 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 都市文化研究センター研究員 (80881177)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 宗教の公共性 / 公共宗教学 / アドボカシー(擁護) / 宗教的ケア / 宗教者の寄り添い支援 / 宗教者の社会参画 |
研究成果の概要 |
近年、一方で、苦の現場において実践に取り組む宗教者と、それを研究対象にする研究者との協働の機会が増え、他方で、「宗教」研究の中立性が自明のものではなくなってきて、宗教研究そのものの「公共性」や研究者の立場性、さらに宗教(研究)のアドボカシーについて議論する機は熟したといえる。宗教(者)が、社会を超越した地平と関わりながら同時に社会に関与していくという、内に葛藤を抱えた営みと格闘している以上、その研究もまた、その葛藤を創造的に捉える視点を内包した解釈学的な営為とならざるをえない。この困難性を自覚的に引き受けながら〈現場〉と関わっていくことによってのみ「公共宗教学」の可能性が開かれよう。
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自由記述の分野 |
宗教学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は大きく分けて、①宗教者と研究者の協働活動の成果と課題を検証的に明らかにしたこと、さらに、②そこから浮かび上がってくる宗教の「公共性」および宗教研究の「公共性」について、また、宗教(研究)におけるアドボカシーに関して、理論的に考察したこと、にある。これらの成果を通じて、これまで日本の宗教研究においてはほとんど等閑視されてきた(宗教)擁護論の問題を正面から取り上げるとともに、研究者の立場性も視野に入れた宗教研究の公共性を論じることができたが、その点で宗教研究の新たな地平を開拓することが大いに期待できる。また、これらの試みは、「公共宗教学」のテーマに先鞭をつけることにもなろう。
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