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2023 年度 研究成果報告書

内間安セイ・俊子と戦後の日米美術交流に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K00166
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分01050:美学および芸術論関連
研究機関栃木県立美術館

研究代表者

木村 理恵子  栃木県立美術館, 学芸課, 特別研究員 (10370868)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード日本近代美術史 / 日本近代版画
研究成果の概要

本研究は、内間安セイと俊子を中心とした、日米の美術家たちの国際交流から戦後の日本版画史ならびに日本美術史の一側面を明らかにする試みであった。が、長期化したコロナ禍の直接的および間接的な影響により渡米しての調査が出来なくなり、国内での調査を進めた。その結果、内間夫妻以外にも国際的な美術の交流に寄与していた美術家たちが少なくないことと、その具体的な交友関係の一端が見えてきた。

自由記述の分野

芸術学

研究成果の学術的意義や社会的意義

1950年代から60年代にかけて、欧米での日本版画ブームを契機として国際的な展覧会が多く開かれるようになり、版画家たちが人気を博していった。それは日本における美術史的な展開にも大きな影響を及ぼしている。草創期の公立美術館の所蔵作品の内訳として版画が最も多く含まれていたことは、この時代にこうした美術の国際交流があったことと、その中心となった版画の重要性が増したことによって裏付けられる。
日本における1960年代から70年代にかけての美術領域の発展には、アメリカとの交流が一定の役割を担っていたと考えられる。それは、版画の隆盛だけでなく、美術マーケットの成立など、美術界の様々な動向に寄与していた。

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公開日: 2025-01-30  

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