研究課題/領域番号 |
19K00235
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
鈴木 公子 (林公子) 近畿大学, 文芸学部, 教授 (50183091)
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研究分担者 |
土田 牧子 共立女子大学, 文芸学部, 准教授 (30466958)
中尾 薫 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 准教授 (30546247)
後藤 静夫 京都市立芸術大学, 日本伝統音楽研究センター, 名誉教授 (50381926)
横田 洋 大阪大学, 総合学術博物館, 助教 (50513115)
澤井 万七美 沖縄工業高等専門学校, 総合科学科, 准教授 (60330726)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 乙女文楽 / 人形衣装資料 / 女性芸能 / 大阪の芸能 / 近代の芸能 / 義太夫節 / 人形浄瑠璃 |
研究成果の概要 |
1.乙女文楽の誕生の背景となった当時の人形浄瑠璃界の状況を明らかにした。2.乙女文楽の歴史を再考察し、現在に至る通史を明らかにした。3.大阪大学所蔵の乙女文楽人形資料の性質と特徴、また、どのような演目に使用されたかを考察し、明らかにした。4.乙女文楽の主要な上演場所の一つであった昭和初期の温泉レジャー施設や、また、遣い手であった少女へのまなざしについて考察し、近代芸能、女性芸能としての視点から上演環境についてあらたな考察を加えた。1~4の考察によって、乙女文楽という芸能の持つ創造性と文化的多様性について提示することができた。
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自由記述の分野 |
歌舞伎史
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的な意義は、乙女文楽の誕生の背景、通史を明らかにしたこと、近代の芸能である乙女文楽の上演環境について、また、女性芸能の視点からの考察をおこなったことにある。 上記の学術的な成果により、乙女文楽という芸能の姿を通して、芸能の持っている創造的な力やその多様性を具体的に示すことができた点が、本研究成果の社会的な意義であると考える。
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