研究実績の概要 |
本研究では、前年度に引き続き絵本制作のために開発した造形プログラムを試行をはじめとする3つの研究課題を実施した。今年度もコロナ対応のため学外での造形ワークショップが中止となり、大学生対象のみでの実施となったが、成果を活用できるようにするための論文発表および制作プロセス動画の公開を行うことができた。プロセス動画のうち、最初にアップロードした簡易製本の動画は公開5ヶ月で6,000回を超える再生数があった。 ◎課題1 造形プログラムの試行 (1)大分大学教育学部専門科目「デザインII」における、合紙製本+ハードカバーによる創作絵本づくり 90分×15=1,350分(ガイダンス、講評等含む)/場所:大分大学教育学部/対象:大学生/履修人数:2名 ●(2)大分大学教育学部専門科目:保育の指導V(表現I)「お話の世界へ」(ICT機器を活用した共同制作)90分×3=270分/場所:大分大学教育学部/対象:大学生/履修人数:10名 ●(3)大分県立芸術文化短期大学美術科専門科目「色彩計画」における、折りたたみカード絵本の制作 90分×1=90分/場所:大分県立芸術文化短期大学/対象:大学生/履修人数:70名 ◎課題2 「教育現場や地域で活用される絵本を題材にした造形プログラムの開発-遠隔授業における絵本制作の実践から-」についての論文発表 ●学会誌名:大学美術教育学会 発行年月日:2022年3月31日 ◎課題3 教育現場や地域で活用されるための絵本制作プログラムの公開 開発した絵本制作プログラムを広く公開するため、Webサイト(YouTube)を利用した制作プロセス動画を4件アップロードした。
|