研究課題/領域番号 |
19K00265
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 九州産業大学 |
研究代表者 |
内山 敏典 九州産業大学, 学術研究推進機構, 科研費特任研究員 (10151903)
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研究分担者 |
釜堀 文孝 九州産業大学, 芸術学部, 教授 (60320149)
黒木 宏一 九州産業大学, 経済学部, 講師 (00618150)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 伝統工芸品需要 / 公統計・アンケート調査 / 価格効果 / 所得効果 / 動学モデル / 多重分類分析 / インバウンド需要 / 実証研究 |
研究成果の概要 |
九州地域の伝統工芸品需要の減少がその財の産地の衰退をもたらす。それにともなって、「ものづくり」の技術がペシミスティックな状況である。それゆえ、その需要構造を分析することが必要であった。そのために公統計データで価格弾力性と所得弾力性を計測した。伝統工芸品需要は所得効果に影響されていた。アンケート調査データで、伝統工芸品購入頻度にどの購入動機という説明変数に影響されるかという多重分類分析を行い、生産者と消費者とに意識の差にその一因があることを示した。また、調査データから、この需要は伝統工芸品のデザインにも関係していること、インバウンド需要に加えてソーシャルメディア利用が重要であることを示した。
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自由記述の分野 |
伝統工芸品需要の計量分析
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
伝統工芸品に対する産地の調査はインタビューによる意識調査等の傾向分析はあるが、学術的には伝統工芸品の公統計データ及びアンケート調査データを利用した需要構造の計量分析による実証研究は存在しなかった。本研究で得られたこの需要は所得効果が強く、生産者と消費者との間に意識の差があること、財のデザイン、インバウンド需要に加えてソーシャルメディア利用の重要を明らかにしたことは社会的意義がある。
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