研究成果の概要 |
本研究は、出版記録が現存し、来歴が明確である本山佛光寺所蔵板木を対象としてデジタル化を実施した。結果、2022年度までに、板木2,639枚について、51,549カットのデジタル画像によるデジタルアーカイブを構築した。それらはARC板木ポータルデータベースに収録し、従来の書誌学・出版研究に「板木による書誌学」を加味することに寄与した。研究期間中には、The International Association for Printing Woodblock(IAPW)の国際シンポジウムを日本で初めて開催し(2019年11月9~11日)、東アジア各国の研究者を招聘して研究発表を行い、研究交流を行った。
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